【8月の暦】二十四節気・七十二候|夏の中に小さな秋を感じる暮らし

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8月は一年の中でも暑さが厳しい季節です。

強い日差しや湿気に加え、冷房の効いた室内との温度差などで、夏の疲れを感じやすい時期でもあります。一方で、暦の上では8月に入ると「立秋」を迎え、少しずつ秋へ向かって季節が動き始めます。

忙しい毎日の中では、季節の移ろいをゆっくり感じる時間が少なくなりがちですが、二十四節気や七十二候、旬の食べ物、季節の行事に目を向けることで、暮らしの中に小さな季節の変化を取り入れることができます。

この記事では、8月の二十四節気・七十二候

お盆や旬の食べ物、8月を心穏やかに過ごすための季節の知恵をご紹介します。

もくじ

8月はどんな月?

8月は、暦の上では「秋」が始まる月です。二十四節気では「立秋」を迎え、その後「処暑」へと進みます。

8月は、暦の上では「秋」が始まる月です。二十四節気では「立秋」を迎え、その後「処暑」へと進みます。

とはいえ、実際には一年でもっとも暑さが厳しい時期。「秋なのに、まだこんなに暑いの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。

暦の上で季節が変わっても、実際の気候はすぐに変わるわけではありません。8月は、厳しい暑さの中に少しずつ秋の気配を探していく月ともいえます。

そういえば、とんぼが飛んでいるし暗くなるのが早くなってきた・・・

8月の和風月名「葉月」

8月の和風月名は「葉月(はづき)」です。
葉月という名前には諸説ありますが、木々の葉が落ち始める「葉落ち月」が由来の一つとされています。

8月の和風月名は「葉月(はづき)」です。

葉月という名前には諸説ありますが、木々の葉が落ち始める「葉落ち月」が由来の一つとされています。

そんな季節の境目を感じられるのも、8月の面白さかも

8月の二十四節気

■立秋(りっしゅう)

立秋は、秋の始まりを表す二十四節気です。

毎年8月7日頃に迎えます。

「立秋」と聞くと、涼しい秋を想像するかもしれませんが、実際には一年でもっとも暑い時期と重なります。

立秋を過ぎると、暦の上では秋。この日を境に、暑中見舞いは残暑見舞いへ変わります。まだまだ暑い日が続いていても、空の高さや風、虫の声などに少しずつ秋の気配を感じられるようになります。

立秋の七十二候

初候「涼風至(すずかぜいたる)」

涼しい風が吹き始める頃。

日中はまだ厳しい暑さでも、朝夕にふと涼しさを感じることがあります。「今日は昨日より少し風が違うかな?」そんな小さな変化に気づくことも、季節を感じるきっかけになります。

次候「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」

ヒグラシが鳴き始める頃。夕暮れ時に聞こえる「カナカナカナ……」という声は、夏の終わりを感じさせます。

末候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」

深い霧が立ち込める頃。夏から秋へと向かう自然の変化を表しています。

■処暑(しょしょ)

処暑は、暑さが少しずつ収まっていく頃を意味する二十四節気です。

まだ残暑が厳しい時期ですが、朝晩の風や空気に少しずつ変化を感じられるようになります。夏の疲れが出やすい時期でもあるので、無理をせず、これまで頑張ってきた体をいたわることも大切です。

処暑の七十二候

初候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」

綿の実を包んでいる部分が開き始める頃。

次候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」

天地の暑さが少しずつ収まり始める頃。

「粛」には、静まるという意味があります。厳しい夏の暑さが少しずつ落ち着き、秋へ向かう様子が表されています。

末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」

稲などの穀物が実り始める頃。夏の間に成長した稲が、秋の収穫へ向かって実り始めます。

8月の空に見られる夏の雲

8月は、空を見上げるのも楽しみの一つです。
夏の空には、季節を感じさせる特徴的な雲が現れます。

8月は、空を見上げるのも楽しみの一つです。

夏の空には、季節を感じさせる特徴的な雲が現れます。

入道雲(積乱雲)

夏の空に大きくそびえる、もくもくとした雲です。強い上昇気流によって大きく発達した雲で、雷雨や夕立を伴うこともあります。

青空とのコントラストが美しく、「夏の空」と聞いて思い浮かべる人も多い雲ではないでしょうか。

ただし、入道雲が近づいてきたときは、突然の雷雨などに注意しましょう。

積雲(せきうん)

綿のように、ふわふわと浮かんで見える雲。

「わた雲」と呼ばれることもあります。入道雲ほど大きく発達していない積雲は、青空に浮かぶ姿がどこかのどかで、夏らしい風景を作ります。

巻雲(けんうん)

細い筋のように伸びる雲で、「すじ雲」とも呼ばれます。

3つの中では高い空にできる雲です。8月後半、夏の雲の中にこうした高い雲が見られると、少しずつ秋の気配を感じることもあります。

入道雲や積雲は夏らしさを感じさせ、巻雲は秋の空を思わせる。そんなふうに雲から季節を感じてみるのも素敵ですね。

8月の行事「お盆」

8月の代表的な行事の一つがお盆です。

一般的には8月13日頃から16日頃に行われますが、地域によって時期や風習は異なります。迎え火や送り火、盆踊りなど、それぞれの地域や家庭に受け継がれている習慣があります。

お盆は、ご先祖さまや亡くなった人に思いを向ける機会でもあります。忙しい日々の中では、過去を振り返る時間も少なくなりがちです。

だからこそ、お盆をきっかけに、

「今の自分がここにいるのは、誰のお陰だろう」と考えてみるのもいいかもしれません。

8月の旬の食べ物

8月は夏の食材だけでなく、少しずつ秋の味覚も出始める頃です。8月後半になると、少しずつ秋の味覚が店頭に並び始めます。

8月は夏の食材だけでなく、少しずつ秋の味覚も出始める頃です。8月後半になると、少しずつ秋の味覚が店頭に並び始めます。

まとめ|8月は夏の疲れをいたわりながら秋を迎える月

二十四節気
・立秋 (8/7~8/22頃) 秋の始まりを表す
・処暑 (8/23~9/6頃) 暑さが少しずつ収まっていく頃

七十二候
・涼風至(すずかぜいたる)涼しい風が吹き始める頃。
・天地始粛(てんちはじめてさむし)天地の暑さが少しずつ収まり始める頃
・蒙霧升降(ふかききりまとう)深い霧が立ち込める頃

8月は、厳しい暑さが続く一方で、暦の上では立秋を迎え、少しずつ秋へ向かっていく月です。

夏の雲を眺めたり、旬の食べ物を味わったり、お盆にご先祖さまへ思いを寄せる。二十四節気や七十二候を知ることで、何気なく過ぎていく毎日の中にも、季節の変化を見つけられるようになります。

そして、8月はまだ暑い日が続くものの、体は長く続く暑さで少しずつ疲れを感じやすくなっています。だからこそ、頑張ることばかりを考えず、自分をいたわる時間も大切にしたいものです。

今日見つけた小さな幸せ、誰かのお陰でできたこと、きれいな空を見られたこと、そんな「感謝のかけら」を一つずつ集めながら、暑い夏を過ごしてみませんか。やがて訪れる秋も、また新しい季節のかけらを見つけながら楽しんでいきたいですね。

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