今のあなたは自分を「変えたい」と悩んでいませんか?
「現状打破したい」「頭打ちの状態から逃れたい」
自分の中にある「こうでありたい」と思う「理想」に近づきたいと思っていませんか?
上野東照宮では、わかっているようでわかっていない自分と向き合える特別な場所があります。
そこに気が付くことで新しい気持ちを持って前に進むことができます。
この記事は
・今の自分を変えたけど、どうして良いかわからない
・目標があるけどなんとなくうまく行っていない
そんな悩みを持つ人に良い参拝方法を記事にしています
見どころも合わせても読んでね
ご祭神
ご祭神・徳川家康公 (東照大権現)
・徳川吉宗公
・徳川慶喜公
ご祭神の呼び名で大権現ってなんだろう?
「大権現」というのは神号で最高位ってことだよ
ご利益:強運・出世・勝負運・健康長寿
アクセス
住所:〒110-0007
東京都台東区上野公園9-88
電話 : 03-3822-3455
時間:冬季(10月~2月)9:00~16:30
夏季(3月~9月) 9:00~17:30
JR上野駅 公園口より徒歩5分
京成電鉄上野駅 池之端口より徒歩5分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より徒歩10分
神として祀るようになったのは本人の意思によるもので、亡くなる間際に側近と僧侶に「自分の魂が末永く鎮まる所を作ってほしい」として東叡山(とうえいざん)寛永寺を建設しました。そこの境内に創建されたのが上野東照宮です。
現在の上野東照宮は徳川家康公の孫にあたる三大将軍「家光」が造営替えをしたもので、江戸の人々が日光東照宮まで行かなくても参拝できるように造られた神社です。
そんな上野東照宮。強運な神社と言われていてその理由は
・上野戦争での火災では多くの建物が焼失したにもかかわらず火の手が及ばなかった
・第二次世界大戦では落とされた爆弾は不発弾だった
・関東大震災でも建物の倒壊はせず無事だった
おすすめの参拝方法
上野東照宮のおすすめの参拝方法は、透塀の内側へ入ることです。
拝観料:大人500円 子供200円
・御神木
・静心所
・栄誉権現(御狸様)
・金色殿(社殿)
「透塀」(すきべい)とは、社殿を囲っている塀です。向こう側が見えるのでこう呼ばれているのですが、まるで俗世間(人が暮らす場所)と神域を分けている垣根のようです。
透塀の彫刻の上段には野山の植物や動物、特に小鳥が多いように感じられました。下段には水の生き物が彫られています。
御神木 「祈りの庭」静心所で見えてくる心
回廊型の奥参道にあたるここは「祈りの庭」といって、樹齢600年のご神木があります。その前にあるのが「静心所」です。
静心所に座ると見える景色です。
目に映るのは「木」。
そして「無音」。
ただ流れていく時間。
時より感じる他の参拝客。
心を落ち着かせて今の自分の悩みやひそかに思っている夢を自分と対話すると知らず知らずのうちに答えが見つかる場合があります。
これこそここを訪れるご利益です。
目から入る情報が少なくなると自分の中にある思いや悩みに集中することができ、一つ一つをかみ砕いていくと見えてくるのが、「どうすれば良い状態になる」かです。
時間が解決してくれるものや、答えがないものに悩んでいることに気がついたり、行動しなければ解決しないものだったり。そんな気持ちを整理してみる時間が流れていきます。
出した答えを後押ししていただくような祈りをこの後紹介するお狸様や金色殿で宣言祈願をしてみてはいかがでしょうか。
栄誉権現 (御狸様) 他を抜く力を授かる
心静所を後に順路に沿って歩くと栄誉権現社
お狸様が鎮座しています。
他を抜く(たぬき)としてのご利益は、強運・必勝です。こちらのお狸様、元は江戸城の大奥や江戸の各所で大暴れをしていた災いのたぬきだったのですが上野東照宮に移されてから人々の役に立つために能力を使うことになり、良いたぬきに変化しました。
祀られているお狸様は鼻先が上を向いています。
金色の社殿
こちらが社殿の金色殿。
拝殿・幣殿・本殿と三つの部屋で構成されています。
金色は、権力者の色であり高級感を放ち強いエネルギーを感じる色です。金色殿の前で祈り決意することでモヤモヤしていることは浄化され前に進むことができます。
見どころ
上野東照宮の見どころ
・金色に輝く唐門の昇り龍と下り龍
・大名から送られた灯籠
・上野東照宮から少し離れたおばけ灯籠
・ぼたん園
唐門 昇り龍と降り龍
唐門の左右には龍が彫ってあり、彫刻家の左甚五郎(ひだりじんごろう)が製作しました。江戸時代初期に活躍した伝説的な彫刻職人です。
龍を掘るように命じられたのですが、左甚五郎は龍を見たことがなくどんなものかわからなかったので困り果てていました。不忍池の弁財天に願うと満願の21日目に池から一頭の龍が現れ龍を知ることになるのです。
彫られた龍は濡れていて、毎晩不忍池に水を飲みに行って人々をびっくりさせていた伝説があります。左甚五郎の彫刻は本物にそっくりなものが多く夜中になると歩き出すとも言われているほどだったようです。
唐門の左右にある龍は、
「偉大な人ほど頭を垂れる」ことから
龍の頭が下を向いているのが昇り龍、上を向いているのが降り龍です。
大名から送られた銅灯籠・石灯籠
神社や寺院に行くと参道に沿って灯籠がありますが、上野東照宮の敷地内に入ると灯籠がたくさんあります。
銅灯籠は、48基。石灯籠は約200基。諸国の大名が奉納したものです。灯籠のデザインもいろいろあり灯籠の傘の部分には「蜃」(しん)という架空の動物で、口から気を吐いて蜃気楼を作るため長い舌を出しています。
灯籠は、照明道具ではなく神事や法会(ほうえ)、つまり遺徳をたたえて供養する時に浄化する目的があります。
おばけ灯籠
おばけ灯籠とは大きい灯籠のことで東照宮から少し離れたところにあります。地図で文字だけ見ると「おばけ灯籠」の記載があり、不思議に思ったので行ってみました。
日本三大灯籠の一つとして数えられている灯籠で奉納したのは、常陸北条藩主・信濃長沼初代藩主の佐久間勝之。
灯籠の高さは6.8m。
一般的な灯籠の高さは1.2m~3mなので大きいですね。
巨大なためにこの名がついたのは納得です。
ぼたん園
参道の途中にぼたん園があります。
「百花の王」と呼ばれている美しい花です。まさに徳川家康公にふさわしい高貴な花ですね。
入苑料金:大人(中学生以上)800円
小学生以下 無料
会期入苑券 2000円
会期入苑券は、年間パスポートです。季節ごとに違う雰囲気をかもしだしているので何度も訪れるにはおすすめですね。
筆者は晴れた青い空の下も良いけど、雪が枝葉に積もっている風景や、雨が降る日は雫が花びらにたまっているところ、雨上がりに太陽の光を浴びてキラキラしている風景を好んで見てみたいです。
お守り
上野東照宮のお守りは、勝守りや他抜き守りなどたくさんの種類があります。
中でも筆者が気になったのは、左端の上から2番目にある無病息災守りです。
健康でいなければ何も始まらないと思い、このお守りにしようと決めたのですが、売り切れていました。
お守りに選ばれなかった・・と落胆したのですが
静心所で自分自身に降りてきた言葉は「自分らしく」だったので身の丈にあったお守りにしました。
混雑している時は、入口に写真があるので先に決めておくことをおすすめします。
御朱印
栄誉権現社 お狸様の御朱印。
通常は黒の御朱印ですが、毎月5のつく日は縁日とされていて紫色の御朱印です。
縁日とは、神仏とのご縁が深くなる特別な日です。5のつく日を意識して参拝するのもよいですね。
2月限定の御朱印。寒い時期とあって雪のモチーフがちりばめられていますね。季節で変化していくようなので毎月、目標の経過を神様に報告しながら参拝した証として集めるのもよさそうですね。
まとめ
悩みがあったり
解決したいことがあったりしたら
祈りの庭にきて自分の心と向き合うのが
良いんだね。
向き合って何かを感じたら
神様にそのことがうまく行くように祈願してね。
その場で何も感じなくても
解決にたどり着くサインが
後からやってくる場合もあるよ。
悩んでいることを乗り越えたい状況は、生きていれば必ずあります。「一難去ってまた一難」という言葉があるように「難」を乗り越えて成長できていることは間違いありません。「泰平の世」を目指した徳川家康のように心穏やかに過ごせる日が来るために祈願をしてみるのはいかがでしょうか。