大事な試験や面接、人生の岐路は何度か訪れる時があり、逃げ出したくなって不安でしょうがない時ってありませんか?東京・港区 芝大神宮にある「強運(ごううん)お守り」は、ただ「運がよくなりますように」と願うだけのものではなく
・「困難に立ち向かう強さ」
・「勝負の瞬間に踏ん張る力」
・「努力を実らせる最後のひと押し」
そんな“あと一歩を切り拓く力”が込められたお守りです。
芝大神宮とは

芝大神宮(当時は芝神明)は、約1000年以上前平安時代中期寛弘2年(1005年)「源氏物語の時代」「藤原道長の時代」とも言える、優雅でありながら日本の未来が大きく動き始めていた転換期です。その時期に、芝大神宮が誕生し、京都から遠く離れた関東の地(現在の東京都港区)に、伊勢神宮の神様を分霊し、関東でも信仰できるようにと創建されたのが芝大神宮です。
まだ東京という都市が誕生する前のこと。関東には政治的にも宗教的にも中心地は少なく、伊勢神宮のような格式高い神様を祀ることは、当時としてはとても大きな意味がありました。
ご祭神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)(内宮) … 太陽の神、国家と民を照らす最高神。
豊受大御神(とようけのおおみかみ)(外宮) … 衣食住、産業の守り神。
これらの神々のご神徳は、人生全般の運気を底上げする「総合運」につながるものとされ、特に「人生の節目」や「大事な勝負時」にご利益があると信じられています。

階段を上るとだんだん社殿が見えてきます。

手水舎。階段を上りすぐ参道になるのでそのまま社殿に向かいたくなるのですが左に曲がるとあります。
強運お守り


お守りをいただいたらしおりと生姜飴もいただいたよ
「芝大神宮の強運お守り」には、性別やその年のラッキーカラーによって色が異なるという特徴があります。
その年に「最もご利益が期待できる配色」が選ばれています。
- 女性用(2025年)赤・橙・銀
- 男性用(2025年)濃紫・金・若竹色(黄緑)
毎年初頭〜春に頒布が始まり、社務所で数量限定。人気のため、在庫がなくなり次第いったん頒布終了となることが多いですが、時期によっては再入荷・頒布再開される場合もあります。
男女別色が早くに品切れすることもあり、事前チェックと朝からの参拝がおすすめです。


アクセス
住所:〒105-0012
東京都港区芝大門1丁目12-7
電話:03-3431-4802
対応時間:9時~17時
JR山手線・京浜東北線「浜松町」北口徒歩5分
都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」A6出口徒歩5分
都営地下鉄三田線「御成門」A2出口徒歩5分
生姜塚 江戸時代から続く「だらだら祭り」と生姜


芝大神宮では、毎年9月に「だらだら(太良太良)祭り」と呼ばれるお祭りが開かれます。
このお祭りは、なんと11日間も続く長いお祭りで、その名の通り“だらだら”と続くことからその名前がつきました。
かつての祭りの時期には「生姜市(しょうがいち)」が立ち、参拝者はこぞって生姜を買い求めました。
生姜は昔から厄除けや健康長寿の象徴とされ、「体を温める」「病気を遠ざける」縁起物として重宝されてきたのです。
役目を終えた生姜を「ありがとう」と供養するために建てられたのが、この生姜塚です。
自然の恵みに手を合わせ、美しい心が今もここに息づいています。
貯金塚 貯金とはまさに「続ける力」


人々に貯金の意義を根付かせた第一人者として尊敬され、「貯金王」という敬称で呼ばれるようになった牧野元次郎氏が昭和30年代に芝大神宮の境内に建立されました。
関東大震災が発生した際、牧野元次郎が創業した不動貯金銀行は本店を焼失し、通帳や帳簿も失いました。預金が戻らないと不安に陥る中、牧野は自ら立ち上がり、預金者に対して「通帳がなくても全額返済する」と宣言。実際に全預金の返済を成し遂げ、銀行への信頼を守りました。この不動貯金銀行は後に協和銀行、あさひ銀行を経て、現在のりそな銀行へとつながっています。
作家・思想家の武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)によって「根気 根気 何事も根気」と碑石に書きつづられています。牧野元次郎の「コツコツと貯金を続けることが人生を変える」という信念と響き合いますね。
まとめ
ご祭神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)(内宮) … 太陽の神、国家と民を照らす最高神。
豊受大御神(とようけのおおみかみ)(外宮) … 衣食住、産業の守り神。
強運お守りの特徴
・性別やその年のラッキーカラーによって色が異なる
・その年に「最もご利益が期待できる配色」
「強運」と聞くと、なんとなく“運のいい人”という印象があるかもしれません。でも本当は、運任せではなく、“自分で乗り越える力をくれる”——そんな意味が込められているように思います。
もう一歩踏み出したい時、そっと背中を押してくれる。そんなお守りです。