門の両側にこわい顔をした像がいて「ここはなんだろう?」「入っていいのかな?」と迷ってしまってスルーしてしまうことってありませんか?
ここは江ノ島大師というお寺です。
門にいるのは、赤い仁王像の金剛力士。 阿吽(あうん)で対になって魔除けの門番です。道行く人に睨みをきかせていますね。
門からは結界になっていて、中に入ると不動明王様が「煩悩を置いていけ」と言わんばかりにすごい形相をしていますが、軟弱な心を救済してもらえます。
江ノ島にきたら参拝しにいかないともったいないよ
ぜひ立ち寄って己の心と向き合ってみてね
江ノ島大師とは
江ノ島大師は、厄除け祈願・護摩祈願・先祖・水子供養・永大供養・他など受付けています。
江ノ島大師公式ホームページこちら からご覧いただけます。
住所:〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2丁目4−10
電話:0466-50-2111
本尊:不動明王
創建:1993年(平成5年)
時間:9:00~18:00
拝観料:無料
御朱印:あり 購入者が決めて支払い
歴史のお話をすると、神様と仏様が融合した金亀山与願寺(きんき ざん よがんじ)という名前で平安時代に、弘法大師 空海が創建。ところが明治維新後に仏教が排除され取り壊されてしまい神道だけが残り江島神社になりました。
それから長い時間が過ぎて1993年(平成5年) 鹿児島市にある最福寺の関東別院として江ノ島大師が復活しました。
江ノ島大師の不動明王(ふどうみょうおう)
本堂に祀られている不動明王は高さが6mもあり、薄暗さと相まって不気味さと偉大さが伝わってきます・・・
こちらの不動明王は赤い色なのですが、護摩祈願の灰で黒くなっていますね。
表情 | 怒りの憤怒相、煩悩を断ち切れるよう救済したい強い気持ちが表情に表れている |
頭部 | 髪を逆立てて怒りを表している。頭上には、蓮華(れんげ)が載っている |
背 | 火炎候(かえんこう)怒りを表している |
持ち物 | 右手・宝剣 煩悩や迷いを断ち切る 左手・羂索(けんさく)正しい道へ救済 |
別名 | お不動さん |
不動明王のご利益
ご利益は
・煩悩退散
・立身出世
・商売繁盛
・健康祈願
・国家安泰
不動明王は全身で怒りを表し煩悩を焼き尽くしてくれます。右手に持っている剣で迷っているものをバッサリ切って、左手に持っている羂索(けんさく)でフラフラした気持ちを正しい道へ吊り上げてもらえます。ご真言を唱えると願いが叶うといわれていますので唱えてくださいね。
ご真言:のうまくさんまんだ
ばざらだん せんだ
まかろしゃだ そわたや
うんたらた かんまん
ちょっと長くて覚えられないですよね・・。ここでは参拝するところに書いてあるのでそれを見れば大丈夫です。
参拝は特別な時間
江ノ島大師の本堂は、たまたまなのか誰もいないことが多く照明が暗いせいか心が落ち着いてきます。外の気温は真夏の酷暑だったのですが、そんなことすらすっかり忘れてしまうくらい静かで無心になれる場所です。
参拝時にお鈴を鳴らして邪念を払ってください。音とともに心にある闇が消えていきますよ。
おみくじや御朱印
中に入ると香炉のまわりにおみくじがあります。
種類は4種類
風車と矢・お線香タイプのおみくじがあります。あとは入ってすぐのところにはおみくじの自動販売機もあります。
どれにしようか迷いますね・・・
御朱印は住職に直に書いていただけます。値段は決まっていませんのであなたのお気持ちをお支払いしてください。
休憩所あり
江ノ島大師に着く前にいろいろ島の散策をするとけっこう疲れるので参拝後に休憩させていただくことができます。ステンドグラスの横に入り口があります。靴を脱いで入れるのでリラックスできますよ。
最後に まとめと江ノ島での注意点
江ノ島大師は、不動明王様が祀られています。悩みや迷いを払ってもらいましょう。
* 怒りの憤怒相・煩悩を断ち切れるよう救済したい強い気持ちが表情に表れている
* 持っている武器で煩悩や迷いを断ち切り、正しい道へ導いてもらえる
ご真言を唱えると願いが叶うとされているので唱えてください。ここで覚えなくても参拝するところに書いてあるので大丈夫です。
ご真言:のうまくさんまんだ
ばざらだん せんだ
まかろしゃだ そわたや
うんたらた かんまん
さっきまで悩んでいたことが消えているよ
江ノ島にきたら寄ってみてね
江ノ島は龍と弁財天が住む島でもあるよ
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*江ノ島に入ったら食べ歩きをするとトビに狙われるので気をつけて下さい。
*頂上へ行くためのエスカーという名前のエスカレーターがあります。上りだけなので下りは徒歩です。階段が多いのでヒールが高い靴は気を付けてください。