厄年や八方塞がりの年って良くないことがおこるのかなぁとか、なんか嫌だなぁと思ってしまいますよね。そんなもやっとした気持ちをなくしてくれるのが寒川神社の八方除けです。
大厄の年齢は男性42歳・女性33歳です。なぜこの年齢なのかというと人生の中で環境の変化が表れやすい節目になるためと言われています。また、42歳は「死に」33歳は「散々」に通じるともいわれています。
厄年はこれまでの人生を振り返ってみて同じようなことが起きていないか人生の棚卸しをすることで新たな人生の転換期へと進むことができます。
寒川神社の歴史は古く1600年前に創建されていて、歴史上の人物では、源頼朝、武田信玄、徳川家代々の信仰を受けてきました。昔も今も祈願する気持ちは変わらず神様の存在は大きいということですね。
ご祈祷する時期や服装
結論としては、いつでも良いです。一般的に良いとされているのが年が明けた日から節分までにやるのが理想です。でも初詣で混雑していることが多いので混雑が苦手な方は時期をずらして行くのも良いでしょう。
服装は、神様にご挨拶に行くので男女共にスーツが望ましいですが、スーツでない場合は派手さをおさえた清潔感のある服装が良いです。特に女性は肌の露出が少ないようにすることをおすすめします。
ご祈祷当日の流れ
ご祈祷の流れは
・申込用紙の記入 (あらかじめ記入していけばここは省けます。)
↓
・受付
↓
・待合室で待機
↓
・ご本殿へ入りご祈祷を受ける
↓
・お下がりをいただく
受付
受付時間は8時から17時です。時期によっては時間が早まることがあります。
ご祈祷は予約ができませんので当日は、客殿で受付をします。客殿は、神門に入る前の絵馬が奉納されている右横にある建物です。社務所は御朱印の受付になるので注意してくださいね。
受付の前に申し込み用紙を記入する必要があるので先に書いて持って行くとスムーズです。
先にも書きましたが、びっくりするくらい並んでいる日もあります。暦を意識すると想定できるように日が良い日に行きたいですよね。受付する時間が多少予定通りに行かないかもしれないので時間には余裕を持って行くのが良いでしょう。
受付で願い事を聞いてもらえる
ご祈祷していただける内容は
・厄除け
・八方除け
・自分の願い事
受付の時、願い事を一つ聞いてくれます。厄除け以外にお願いを聞いていただけるなんて、とてもありがたいですね。その内容を神職の方が申し込み用紙に記入をしてくれます。
申し込みまでに何を叶えたいか決めておくと良いので、ざっくりとした表現でもその内容にそった御祈願をしていただけます。
ご祈祷していただく金額をいくらにするか悩まれると思うので寒川神社八方除け公式サイトにて参考にされると良いかと思います。ご祈祷料の目安は3,000円~10,000円くらいです。新札を用意し、無理な場合はできるだけきれいなお札を用意しましょう。
寒川神社の場合は、のし袋に「初穂料」と書いてお金を包んで渡します。ちなみに寺院の場合は、「祈祷料」です。
待合室で待機
受付を終えると番号札が渡され待合室で待機します。奇数と偶数で待合室へ行くのが分かれます。待合室のそばにはトイレがあります。
この客殿では、たまに展示会が行われていたり、おみくじやお守りの販売も行っていたりするので外で混雑している時の穴場だったりします。
コンテ儀の小さい模型もあるので良く見ることができますよ。(触ることはできません)
しばらく待っていると自分の番号が呼ばれるのでご本殿に入って着席します。座る場所は自由です。
着席してからご祈祷が始まる時、太鼓の音からはじまるのですが、その音はものすごく意気揚々としていてその振動が伝わってきます。ご祈祷の終わりの鈴の音は美しく澄んだ空気に包まれているような気になり気持ちがスッキリします。
ご祈祷後はお下がりをいただけるので、別の部屋で待機します。名前を呼ばれたら受け取って終了です。
神様からのご加護を賜りましょう。お札のまつり方は中に入っている説明書通りにやれば大丈夫です。
一年後、またご祈祷を受ける場合は古いお札を「古神札納め所」があるので先に返納します。ご祈祷をしない場合はお礼参りをするのをおすすめします。これは何かしてもらったらお礼をするということと同じで普段のお参りと同じで良いのでその時に感謝を伝えると良いですね。
厄の種類とその年齢
厄っていろいろあるの?
厄年と八方塞がりがあるよ
厄年はかぞえ年で巡ってくる厄です。
かぞえ年とは、満年齢に誕生日前には+2歳、誕生日後には+1歳を加えた年です。
本厄は、男性25歳・42歳・61歳。女性、19歳・33歳・37歳
令和7年 厄年一覧(数え年)
男性 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
平成14年生まれ 24歳 | 平成13年生 25歳 | 平成12年生 26歳 | |
昭和60年生まれ 41歳 | 昭和59年生 42歳 | 昭和58年生 43歳 | |
昭和41年生まれ 60歳 | 昭和40年生 61歳 | 昭和39年生 62歳 |
女性 | 前厄 | 本厄 | 後厄 |
平成20年生 18歳 | 平成19年生 19歳 | 平成18年生 20歳 | |
平成6年生 32歳 | 平成5年生 33歳 | 平成4年生 34歳 | |
平成2年生 36歳 | 平成元年生 昭和64年生 37歳 | 昭和63年生 38歳 |
八方塞がりとは、男性も女性も同じで9年ごとに巡ってきます。東西南北の方角ではなく九星方位学からの星回りのことをいい、自分の歳の1の位と10の位の数字を足して10になる年です。
満年齢の19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳など。
厄や八方塞がりの時期は、新しい事を始めるより足元を見直し力を蓄えることで人生の学びの時期ととらえると大きく成長できるのでこの時期にしてきた行動が厄から抜け出した時に違いが現れるとされています。
アクセス
住所:〒253-0195 神奈川県高座郡寒川町宮山3916
電話:0467-75-0004(代表)
寒川神社に車で行く場合、無料駐車場が解放されていますが時期によっては周辺道路が混んでいて駐車待ちで並ぶことがあります。また、有料駐車場もありますのでそちらを利用すると早く神社に入れます。
まとめ
寒川神社のご祭神は、水の神様で二柱の男女の神様が鎮座しています。寒川比古命(さむかわひこのみこと)寒川比女命(さむかわひめのみこと)。二柱を総称して寒川大明神といいます。古事記や日本書紀には登場しない謎の神様と言われています。
数え年で巡ってくる本厄
男性:25歳、42歳、61歳
女性:19歳、33歳、37歳
9年に一度巡ってくる八方塞がり
男性も女性も同じで9年ごとに巡ってきます。東西南北の方角ではなく九星方位学からの星回りのことをいい、自分の歳の1の位と10の位の数字を足して10になる年です。
満年齢の場合は19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳など。
ご祈祷の流れは
・申込用紙の記入
↓
・受付(厄除け以外に自分の願い事が言える)
↓
・待合室で待機
↓
・ご本殿へ入りご祈祷を受ける
↓
・お下がりをいただく
受付からご祈祷まで混雑していなければ、そんなに時間はかかりません。
八方除けとは、宇宙には八つの方位がありそれぞれに神々が存在し幸福をもたらしたり、厄災をもたらしたりすると考えられています。そのため、これらの神々のご加護を得るため祈り、護符を身につけたりする日本の伝統的な信仰です。
厄年や人生の節目には八方除けのご祈祷をすることで清々しい気持ちになれます。普段の生活でもなんだか調子が悪いと思った時でも寒川神社にくるだけで厄が落とせるので足を運んでみてはいかかでしょうか?お礼参りも忘れずに行ってくださいね。
八方除けが終わったあとは、神嶽山神苑(かんたけやましんえん)に入苑することができます。
簡単に厄払いができる方法は別の記事↓で紹介しています。