月替わりや限定御朱印に惹かれて、“御朱印好き”のあなたにこそ訪れてほしいお寺が、東京・港区にあります。
その名も「宝珠院(ほうしゅいん)」。
芝公園の東京タワーの足元にあるとは思えない静けさの中に、 美しい御朱印とご縁がぎゅっと詰まったお寺です。
宝殊院とは


正式名称は「三緑山宝珠院」です。浄土宗・増上寺の塔頭寺院のひとつ
徳川家康ともゆかりがあり、1685年開創。江戸時代から続く歴史あるお寺です。山門がなく、見た目ではお寺とは思えない建物ですね。



阿弥陀如来を本尊。弁財天、薬師如来、閻魔大王が祀られていてガラス越しに参拝ができるようになっているよ。


本尊:阿弥陀如来
阿弥陀如来とは「南無阿弥陀仏」と唱えれば、全ての人が死後に極楽浄土へと行けると教え広めた仏様です。


薬師如来:人々の病気や苦しみからの解脱を願い健康をもたらします。


「開運出世大辨財天」
「港七福神」の辨財天
毎年4月17日には徳川家康公の命日に合わせて御開帳が行われます。




宝殊院の隣には、弁天池があり「紅蓮白蓮弁天池」と呼ばれ、文豪や画家に親しまれていました。


閻魔大王:初めて死んだ人間で「十王信仰」における冥界の裁判官です。
港区重要文化財に指定。


7月15,16日は閻魔様のご縁日。2025年は7月11日から16日まで地獄絵図と極楽絵図が御開帳になるので拝観できます。
ガラス越しなのと横にあるため少し見にくいです。
7月16日は大賽日(たいさいび)閻魔参りといって「地獄の釜の蓋が開く日」です。鬼や亡者が責め苦から免れて休む日とされています。


宝珠院の御朱印は、とにかくバリエーションが豊富



用紙のサイズも通常から通常の半分サイズのものやとても小さいまめ御朱印もある・・すごい迷うなぁ
・通常の御朱印
・通常のまめ御朱印
・月替わり御朱印
・月替わりまめ御朱印
・子育水子地蔵尊御朱印
・お正月限定御朱印
・閻魔縁日御朱印
・元気がでる御朱印
・巳の日限定御朱印
・弁財天十五童子
・勧進御姿御朱印
・平成見開き御朱印
・猫御朱印
・犬御朱印
・誕生日御朱印


筆者は通常サイズの御朱印を頂いていたのですが、まめ御朱印があるのを見てこちらも集めてみようと始めました。頂いた御朱印を広げてみるとかわいい感じがします。
7月に訪れた日はちょうど巳の日にあたる日でしたので巳の日限定の御朱印をいただいたのですが、通常のと夏バージョンがありますとのことで夏バージョンにしました。改めて種類が多いなぁってことと、今の時期のものっていうのがあとで見返した時にその時の光景がどんなだったかも思い出されて良いのかもと思いました。


まめ御朱印帳の大きさは通常の御朱印帳と比べるとかなり小さいです。縦5㎝横7㎝で「まめ」という言葉がぴったりです。


ねこの御朱印(書置き)と閻魔大王(直書き)の御朱印です。御朱印のデザインによって書置きと直書きのものがあるのでとにかくものすごく悩みます。ねこの御朱印は9種類。画像のねこは「鍵しっぽのサビ猫」です。
アクセス・みどころ


住所:東京都港区芝公園4-8-55
電話:03-3431-0987
対応時間:9:00~17:00
電車:都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩5分/「芝公園駅」徒歩7分
ホームページ
平和の象徴「さんすくみ」
境内に入ると、まず感じるのは“静けさと清らかさ”。弁財天の穏やかな表情や、迫力満点の閻魔様にも思わず手を合わせたくなります。お祈り後にぜひ見つけてほしいのが境内にある三竦み(さんすくみ)です。


「へびがカエルを食べる・カエルがナメクジを食べる・ナメクジがへびを溶かす」つまり、物事が動かなくなって平和を願うという気持ちが込められています。






閻魔耳


こちらの「閻魔耳」は閻魔堂の横にあります。悪い行いを閻魔様に懺悔できるという耳です。
まとめ
宝殊院とは、浄土宗・増上寺の塔頭寺院のひとつ。
阿弥陀如来を本尊。弁財天、薬師如来、閻魔大王が祀られていてガラス越しに参拝ができるようになっています。
「今月の宝珠院は、どんな御朱印なんだろう?」 そんなふうに毎月の小さな楽しみがひとつ増えるお寺。 御朱印巡りが好きな方には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。